第97回  若者に「猪木の夢の続き」を託す

前回より10日間が空きました。理由は、私の海外出張があったからです。

4月2日の夕刻。
3週間ぶりに大阪の国立大学産業科学研究所の紹介で「猪木ロイド(仮)」の先端技術・システム開発会社のA社を訪問しました。3月15日の掲載で少し説明したと思います。システム開発会社のS社長とは、今回で2回目の面談です。40代の社長は格闘技の大会にも出場する今風のアスリート社長です。今回も技術開発部長と管理部長とが同席。猪木元気工場からは、前回同様山本役員が同席しました。

A社から「猪木ロイド(仮)」開発提案書に基づいて説明を受けました。
プロジェクトの目的として、
目的1:詩集「馬鹿のひとり旅」を完成させる。
目的2:猪木の音声で詩集を読み上げる
目的3:大阪・関西万博で猪木のホログラムを通して体感する
等が説明されました。
プロジェクト体制図も説明され、その中には国立の大学も共同開発参加で明記されていました。
現時点では「3DCG」のモーション生成の技術協力をしてもらいます。その他協力企業への呼び掛けを今後も行います。例えば音声合成AI等があります。いずれにしても多くの研究機関や企業からの協力を経て「猪木ロイド(仮)」を完成したいものです。
当然、ここには多額な費用が掛かります。金額によっては、猪木元気工場はこのまま進めていいものかどうかは、猪木元気工場の4月役員連絡会議にて協議されるわけです。

2月22日(第90回)でも掲載しましたが、『このプロジェクトのスタートは、詩集「馬鹿のひとり旅」が未完成なので何とかできないものか、がきっかけです。猪木が生前、病魔と闘っている時、何とか生きる希望を持ってもらいたいと話したのが映画「アントニオ猪木をさがして」と詩集「馬鹿のひとり旅」の挑戦でした。
前者はできましたが、後者が未完成のままになっていました。映画のタイトルは、本人は気に入っていましたが、本人が考えたタイトルではありません。詩集「馬鹿のひとり旅」は本人自身が考えたタイトルです。そういう意味では、猪木の最後の仕事の言葉が「馬鹿のひとり旅」になります。それだけに「未完成」のままで終わりたくない、という気持ちが私もあり、実弟の啓介さんにもありました。「もし猪木さんが生きていたなら、どんな詩集が出来たのだろう」と折に触れて話していました。』からスタートしています。

会議の終盤にA社のS社長との話で「このプロジェクトを何としても成功させたい。A社も費用的な事にも参加したい」と言ってくれました。
A社のS社長はなかなかのイケメンですが、私はこの瞬間、S社長が更にイケメンに見えましたが、全てを引き受けていただけるなら超イケメン社長に見えると思います(笑)。
面談後、A社の若い社員さん達と出会う機会がありました。社員の皆さん方は明るく元気な社風で、猪木が大好きな企業文化です。本来なら彼らと生前の猪木に会ってもらいたかったです。
「猪木ロイド」はこのような若い人達の手で「猪木の夢の続き」を託されればいいな、と思いました。

猪木元気工場とA社の契約が無事締結したならば、A社を公表したいと思います。

次回、4月10日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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