第93回  親戚のおじさん

猪木の誕生日(2月20日)に「猪木ロイド」を発表する事で、実弟の啓介さんと会った際、啓介さんが私に「湯川会長、今年で兄貴は三回忌になります。よろしくお願いします」と言ったので、私も「分かりました」と返事をしました。そして「親戚のおじさんだな」と言うと、啓介さんも「よろしくお願いします」と、いつの間にか「猪木家の親戚の人」になっています。
その時、三回忌の打ち合わせの為に3月6日に改めて啓介さんと会う事になりました。

3月6日。啓介さんを目の前において、猪木家の菩提寺である總持寺の担当者に電話をしました。「お世話になります、湯川です。」に總持寺の担当者も分かっている感じです。この時の電話は「いつ三回忌法要をやればいいのか」が主な内容でした。本来なら、命日の10月1日になるのですが、時代の変化もあり昔のようにもいきません。参列者の都合もあり、週末になる場合も多いです。いずれにしても、6か月前の受付になるので3月末までには決めないといけない事が分かりました。私は、總持寺の担当者との電話を切ると、すぐさま新日本プロレスの菅林会長に連絡をし、ある程度の日程を伝えました。「その時は北海道遠征」となり、いずれにしても週末は大会があるが都内なら対応できる、という事で三回忌法要の日時が概ね決定しました。
私は再度、總持寺担当者に「三回忌法要の日時とだいたいの規模」等を伝え、最後に「2月が忙しくてお墓に参っていないのですが、猪木の墓にはお花がいっぱいあるでしょうか」と確認しました。何か猪木のお墓には、花が常にあるような気持ちになっています。担当者の方は「私はその担当でないので分かりませんが、誕生日の2月20日には多くの方が参られた、と聞いています」と回答しました。その回答に私はホッとし「ありがとうございます」と答えました。

親戚のおじさんでは、こんな気持ちにはなりません。

次回、3月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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