第91回  「猪木ロイド(仮)」発表からの反響

2月20日。本来なら生きていると猪木の81回目の誕生日の日に、猪木家と猪木元気工場が「猪木ロイド(仮)」を発表しました。十二分な準備が出来ていない中で、とにかく2月20日の誕生日に拘っての発表です。即ち、「猪木ロイド(仮)」の誕生日になるわけです。

私は発表後の翌日に海外出張に出て、この月末に帰国しました。よって、発表後の1週間の状況は猪木元気工場の役員からの報告でしか分かりません。その報告によると、概ね好評との事です。大体「猪木案件」は、どのような事をしても賛否両論があります。今回はYahoo!ニュースにアップされた後、批判的なリアクションが多くなくホッとしています。
勿論、多くの批判があっても「猪木ロイド(仮)」を邁進する事は事前に決めていました。
私は、この分野に対しては全くの素人で、ただ実現の為の費用を確保する事が自分の使命だと思っています。正直、この1年間「猪木案件」にはかなりの私財を投入しました。しかし、一切の悔いはありません。むしろ、やらせていただいている事に喜んでいるぐらいです。

私は、発表から今日まで「猪木ロイド(仮)」の妄想に駆られています。素人だけに好き勝手に思えばいいわけです。こんな事もあんな事もできるのかな、と思いを巡らさています。海外出張中の飛行機の中でもそうです。
中国でTikTokの関係者にある映像を見せてもらいました。映像は二十歳前後の女性が校庭をバックに歩いているシーンです。彼は私に「湯川会長、この子をどう思いますか」と尋ねられたので、私は「中国のタレントですか」と尋ねました。すると、彼は「湯川会長、この人はこの地球上に存在しない人物です」と説明をしました。即ち「生成AI」の女性です。そして、彼女は企業のCM等に採用されているとの事です。説明は続きます。「彼女は歳を取りません、スキャンダルもありません」と言いました。日本の企業でも一部採用されている事は後から知りました。しかも、この「生成AI女性」に恋をしている男性もいる、との事です。世の中の変化に私は付いて行っていません。でも、興味はあります。そのような説明を聞いた上で、改めて映像を見ましたが、正にリアルな顔であり雰囲気です。私は、その映像を見ながら「生成AI猪木もいけるやん」と思いました。100年後も歳は取りません。

映画「アントニオ猪木をさがして」を観に行った知人は、私にこう言いました。「湯川会長、私はこれで6回映画を観に行っています。と言うより、猪木に会いに行っているのです」。
映画「アントニオ猪木をさがして」の内容に賛否の声を聞いた事があります。しかし、「猪木に会いに行く」と言ってくれた人は多くいます。元気であった頃の猪木の表情を大きなスクリーンの中で観ながら、時には涙を流している人は多くいると思います。私もその1人です。

亡くなった猪木は帰りません。しかし「生成AI猪木」の元を作るのは、100%猪木です。
夢は広がります。早く「AI猪木」の詩集「馬鹿のひとり旅」を見たいものです。

「生成AI猪木」に早く会いたいです。

【追記】
前回の掲載以来、「ヒューマンAI・アントニオ猪木」企画に応援したい、というメールを多くいただいています。クラウドファンディングの計画があるなら参加したい、とのご質問もいただきました。現在考えてはいませんが有難い事です。
猪木の展示会に行った等の報告もいただいています。また「天国の猪木へ」を読んで激励のメールをいただき、大変恐縮しています。
私はあまり知らないのですが、猪木ゆかりのお店に食べ歩きをされ、自分なりの「アントニオ猪木をさがして」をしているとのメールもいただきました。
凄い事です。猪木は多くの方に愛されています。

次回、3月9日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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