第73回  『猪木「テスト」にも取り上げられる』

ある進学塾で「2023年度 第3回 全統記述模試問題」の国語において、「アントニオ猪木」のことが問題の素材文として選定されていました。一部抜粋にて掲載します。

「二〇二二年は、プロレス界にとってはメモリアルイヤーだった。新日本プロレス、全日本プロレスという二大老舗団体のハタアげから五〇周年、さらに"プロレスの聖地"後楽園ホールの開業六〇周年にあたるという、プロレスファンから見れば太陽系の全惑星直列とかグランドクロスに匹敵する年だったのだ。
そんな中、かねてから闘病中だったアントニオ猪木が亡くなった。そのニュースが世間にショウゲキを与えたのは周知の通りだ。記念すべき年に亡くなるというのは、ある意味では非常に猪木らしいと思う。しかも、命日はデビュー記念日の翌日だったという。
こんなことが書けるのは、少し時間がタったからかもしれない。猪木が亡くなったと聞いたときは、悲しいと言うよりも混乱した。頭では理解していても、心のどこかで『フェイクニュースなんじゃないか』と思っていた。おそらく、猪木という存在と『死』という出来事を結びつけられなかったのだと思う。私は以前から猪木のモノマネを日常的にやっていたが、亡くなってからしばらくは、やろうとしてもできなかった。やはりショックだったのだろう。~(略)~」

こんな風に「猪木愛」がたっぷりな「試験内容」の文章が、これ以降も書かれてあります。

私が学生ならたまらない「試験問題」です。
このあとは学生時代にうっすら覚えているが「カタカナ部分」を「漢字」に書け、となるのか・・・。
もしかしたら、私はそれをも忘れてこの文章を何度も何度も繰り返して読んでいるうちに「時間が来たので止め!」と言われて、「問題用紙を提出」もせずに持ち帰るかも知れません。
いずれにしても、このようなところでも「アントニオ猪木」が取り上げられているのです。凄いです。

本日は海外出張中にて文章が短いですが、帰国したら時間を見てこの「試験問題」の出題者や著者を探して、改めてこの「天国の猪木へ」で掲載したいものです。

次回、12月25日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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