第72回  サンプリング「7675人」

12月5日14時。「猪木元気工場」役員連絡会議にオブザーバーとして参加しました。

この日、「猪木元気工場」オフィスには見慣れない服装の人がいました。警備会社から派遣された警備員の方と弁護士先生です。
大きなテーブルに金庫から出された開封されていない封筒が次々と運ばれました。
そう言えば、選挙の開票で見た事があるような光景です。大きく違うのは、票ではなく開封されていない封書です。これを1つ1つ開封していきます。手で破ると用紙も破れてしまうので、ハサミやカッターナイフで丁寧に開封しなければなりません。私を含めて「猪木元気工場」の役員3名、それに私からお願いした応援員の計5名が開封作業にあたりました。
弁護士先生や警備員の方々は、最初は見守っていただいていましたが、途中から「お手伝いしましょう」と言っていただき、7名での開封作業となりました。

開封にかなりの時間を要しました。中には手紙が入っていたり、メモ用紙等でお便りも書かれてありました。それをゆっくり読みたいな、と思いましたが、まずは開封作業です。とは言え、少しはいただいた手紙の内容が気になります。私はそっと作業をサボり読みました。全てに温かい言葉が書かれてありました。それを読みながら「何としてもこの思いを実現させたい」と思い、開封作業に戻りました。
開封時間は1時間程掛かりました。
今回の「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名運動は、「サンプリング」と位置付けしています。私達は駅前や街頭等での署名運動は物理的にも難しく、その為「サンプリング」と位置付けして、いずれも両国国技館で開催された3月7日の「お別れ会」と6月9日の「合同追悼大会」の2か所にて「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名運動を実施しました。

結果的に、サンプリングの署名人数としては7675人になりました。
警備会社及び弁護士先生立ち合いのもとでの正式な数字です。
「お別れ会」で約3000セット、「合同追悼大会」でも約3000セットの封書及び署名用紙がファンの皆さん方の手元に行ったわけです。その結果としての7675人です。しかも「切手を貼って」費用負担をしていただいての7675人です。私としては、かなりの高い数字だと思います。

この「サンプリング数」をもって、まずは第1歩を動きたいと思います。
私の希望としては、来年3月7日、即ち「お別れ会」1周年までに「答え」が出ればいいな、と思います。

最後に、署名をしていただいた7675人の方には心より感謝いたします。

次回、12月20日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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