第71回  「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」署名用紙の開封

12月5日14時。「猪木元気工場」役員連絡会議にオブザーバーとして参加しました。

昨年10月1日に猪木が亡くなってから以降、ネットニュース等で「猪木こそ国民栄誉賞にふさわしい人物だ」という声が多くありました。私もそう思う1人でした。ただ「その希望や思い」が多くあっても、やはり誰かが旗を振らなければなりません。昨年秋頃に政治関係に繋がりのある人達に「猪木に国民栄誉賞を取らせるにはどうしたらいいのか」とあちこちに訪ね歩きましたが、具体的な事を教えてもらえる人とは出会えませんでした。そこで思い付いたのが「署名運動」でした。
既に年が明けていました。では、どのようにして「署名運動」をすればいいのか。駅前の街頭に立ってよく見かける「署名運動」は私の力では物理的にも経済的にも無理であることが分かりました。そこで思い付いたのが、今年3月7日に両国国技館で執り行われたアントニオ猪木のお別れ会にて「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」(略「栄誉賞授与」)の署名用紙を配る事です。
実は、そこで「署名運動」として署名を直接いただく予定でしたが「署名された方の氏名が分かる」と個人情報の問題についての指摘があり、「では駅前や街頭での署名運動はどうなるのか」という疑問もありましたが、時間もなく「署名郵送」の形を取りました。1枚の用紙に10名が連記できる署名用紙を10000枚準備しました。
当日のネットニュースを見ると、約7000人の方が参っていただきました。
第1部の「お別れ会」が4800人で、一般参加の第2部が2200人となります。
第1部の参列者のみに「署名郵送」の封筒を持って帰っていただいたと思います。
約7000枚残りました。即ち、約3000人の方に持ち帰っていただいたわけです。この時持ち帰った全ての方が10名の署名をしてもらえれば、3万人という事になります。たぶんそれは不可能な話です。それは「10名の署名」が条件です。もし「5名の署名」であれば、約3000人の全ての方が署名していただければ15000人です。50%で7500人です。
「1人の署名」であれば、100%回収で3000人です。

せめて「1万人署名」は必要だと思いました。この数字には何の根拠もありません。とにかく動こうと思いました。とは言え、駅前・街頭署名運動はできないわけです。
次に訪れた機会は6月9日に開催された「新日本&全日本&ノアの3団体が協力!両国国技館『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』」の会場でした。
当日のネットニュースの発表では6569人の入場者との事です。ここでも約3000人の方が持ち帰っていただいたわけです。残りの約4000セットを映画「アントニオ猪木をさがして」の上映映画館で配布する計画を持っていましたが、結果的には「上映映画館ではできない」となりました。「猪木展」や「猪木の命日での墓参受付記帳」のところでも置かせていただきました。最終的にには、約6000の封書及び署名用紙が多くの方々の手元に届きました。1人署名で100%回収で6000人の署名となるわけです。
さて、ここからどれだけの署名が届いたのかが、この日判明するわけです。

この「署名郵送」の封筒は宛先が「株式会社猪木元気工場」となっています。届いた封書は開封しないまま金庫に保管していました。全ては個人情報管理の為です。

この日の役員連絡会議は「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」署名郵送の開封日となっていました。私は当初より開封時に弁護士及び警備会社が立ち合いしてほしい、と要望していました。お別れ会で初めて配布した署名用紙と封書が、どれだけの方に署名していただいたのかが、この日分かるわけです。3月7日から9か月を経ての開封です。

次回、12月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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