第40回  「企画:湯川剛」に格別な思い

先日、映画「アントニオ猪木をさがして」製作委員会のプロデューサーから、「製作委員会各位」として「表題の件でメールを差し上げます」とメールが入りました。
表題には、「映画エンドロール原稿の確認」となっていました。いわゆる映画が終わった後の出演者以降のスタッフローリングの原稿でした。
「製作」として配給先の「ギガ」や製作協力として「猪木元気工場」・「田辺音楽出版」などが書かれてありました。その次に「企画」として私の名前が書かれてありました。

私はOSG50周年記念事業として、映画「セカイイチオイシイ水 ~マロンパティの涙~(主役 赤井英和)」を製作した際、エンドロールに「原案:湯川剛」「エグゼクティブプロデューサー:湯川剛」が掲載された経験があります。
しかし、「アントニオ猪木をさがして」のエンドロールに「企画:湯川剛」は格別な思いです。

『日本を代表するプロレスラー・実業家・政治家―。リングの内外で数々の伝説を残してきた巨星が銀幕でよみがえる。
「アントニオ猪木をさがして」は、猪木さんの壮大な軌跡を追ったドキュメンタリー。「馬鹿になれ!」「元気ですか!?」など、誰もが一度は耳にしたことのある故人の言葉を切り口に、常識にとらわれることなく常に挑み続けてきた猪木さんの真の姿に迫る。
猪木さんが設立した新日本プロレスが昨年、創立50周年を迎え、専属マネジメント会社「猪木元気工場」の湯川剛氏が映画企画を発案。初夏に「(心臓の病気・心アミロイドーシスで)闘病中の猪木さんに生きる希望も含め“猪木の映画”の話をしました」といい、「目を細めたうれしそうな顔が今もよみがえります」と述懐。その後、湯川氏から創立50周年記念事業として映画製作の提案を受けた新日が快諾し、没後1年のタイミングで実現した。(略)湯川氏は「この映画作りから“猪木は多くの人から愛されている”と改めて実感しました」としみじみ。
天国の猪木さんに思いをはせ、「“バカやろう~こんな映画作りやがって”と叱られるかもしれませんが、それでもいいから猪木さんの生の声が聞きたいです」とコメントしている。』
この文章は、7月12日付けのサンケイスポーツ新聞の映画「アントニオ猪木をさがして」の記事の内容を掲載しました。
映画の企画にいたるまでの経過が、うまく集約されていましたので引用しました。
それにしても、昨年の夏からはやくも1年が経ったのですね。

次回、8月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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