第18回 猪木の聖地

「アントニオ猪木のお墓」は、猪木家の菩提寺である總持寺の「猪木家」の墓地に納骨される事は既に決まっています。ここでも何度か取り上げました。よって、東北方面にはありません。
実弟、啓介さんによると「猪木家のお墓」は80年前に建立したとの事で、少々古びた感じです。
そこで「アントニオ猪木」の遺骨が納骨をきっかけに改修工事を行う事になりました。
恐らく猪木ファンの皆さんの「聖地」になるのではないでしょうか。
その為、猪木の上半身のブロンズ像を立てる事をご遺族の方も希望されています。
尚、總持寺には昭和の大スター石原裕次郎さんのお墓もあり、2大スターが揃った訳です。

先日4月5日に「アントニオ猪木のお墓」に関する5回目の打ち合わせがあり、啓介さんも同席。
この時、「墓所改修工事 工程表案」が石材業者さんから手渡されました。
私は「納骨は本来いつまでに行うべきか」疑問に思い、石材業の社長に尋ねると「本来、四十九日法要の時ですが、100か日法要もあり、ギリギリ1周忌法要が大体仏教の決まり」との事。
そのような意味では、今年の9月30日までに納骨をしなければなりません。
その間、色々な対応を行いながらの改修工事です。
例えば、猪木家のお墓に納骨されているご先祖の遺骨を「骨だし」等の儀式から既設墓所解体等の作業が入り、外柵や納骨室工事や猪木家墓石・アントニオ猪木の供養塔工事が工程表に書かれてありました。合わせて猪木のブロンズ像・記念碑が設置される予定です。

この日は石材業者の方とは別に、ブロンズ像製作会社の社長も参加されました。
ブロンズ像製作会社から頂いた「製作工程表」とは別に「確認事項」を手渡されました。
「アントニオ猪木像確認事項」は次のように書かれてあります。
年代(老若)は1989年から95年頃として、スポーツ平和党の結成から平和の為に動いた時期だそうです。年齢的には46歳から52歳と書かれてありました。
ブロンズ像作者先生の意向では普段の猪木や笑顔の猪木を頭に描きながら像を作りに行ったのですが、出来上がった時は「強く逞しい」猪木像になっていたとの事です。
東京藝術大学卒業の千葉在住の先生は、75歳との事で、まさに猪木世代の先生です。

猪木のその年代の写真を多数集め、耳のつぶれや頭髪のくせ毛等も、写真での表情ですが、驚くほど「アントニオ猪木」でした。
今年の1月にポーズの確認や衣装・サイズ等の製作工程を経て、2月にはモデル撮影としてどうしても写真では分からないところを現役のプロレスラーをモデルにするとの事でした。
そこで私は猪木に近く、寛子さんからの話など忖度し、私はある選手にモデルを直接依頼。
本人が「猪木会長のブロンズ像に自分がモデルになるのは相応しくない」と辞退した為、啓介さんに了承を得てスケジュールの関係からも、私の意中の選手、新日本プロレスのエース、オカダ・カズチカ選手にお願いし、快諾を得ました。オカダ・カズチカ選手は大変好意的にモデルの協力してくれたようで、製作の先生は彼に好印象を持ったとの事でした。
よって「猪木のブロンズ像」製作の過程にオカダ・カズチカ選手がモデルになった事をファンの皆さんは知っておいて頂ければと思います。

今後「アントニオ猪木のお墓」及び「アントニオ猪木のブロンズ像」に対しての進捗状況をこの「天国の猪木へ」でお伝えできれば幸いです。

天国の猪木さん。今、着々と「猪木の聖地」が進められています。天国から見えますか。

次回、4月20日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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