第9回 「発起人」

先日、私の知り合いから連絡があり、猪木ファンの方のツイッターの文章を送ってくれました。
『新日本プロレスの旗揚げ記念日興行からのアントニオ猪木お別れの会、北海道から猪木ファンとしてのケジメをつけにオラ東京さいぐだ』
『生前葬にも行きましたが今回も行かないわけには行きません。
結婚するときに、将来猪木さんの葬儀だけはその時どんなに金に困っていたとしても行かせてくれと約束したのを妻が覚えていてくれました』

猪木ファンの気持ちをこのような形で知り、改めて驚くと同時に感動しています。北海道のこの方と同様に多くの猪木ファンや猪木信者が全国にいる事でしょう。それにしても「結婚するときに、将来猪木さんの葬儀だけは行かせてほしい。その時にどんなに金に困っていたとしても行かせてくれと約束したのを妻が覚えていてくれました」は、ドラマの一場面を見るようです。
猪木が知ったらいつもの「ふふふっ」といつもの笑顔でかえすでしょう。このように猪木ファンの方々がそれぞれの思いを抱き、2023年3月7日両国国技館で開催する「猪木 お別れ会」に全国から集合します。まさに猪木とのそれぞれの思いがある訳です。1万人が集まれば1万人の方々と猪木への思いです。それだけにファンの方にも出来るだけ納得して貰えるお別れ会にする必要があります。

さて、猪木のお別れ会があと1週間に迫りました。発起人の皆様も揃いました。
主催する新日本プロレスからは選手を中心にプロモーターの方々等、プロレス界から発起人になって頂いています。特にプロモーターと猪木への思いは特別なものがあると思います。
同じく共同主催する猪木元気工場からは政治家アントニオ猪木としての関係から政界をはじめビジネス・格闘技・芸能界等からの皆様が発起人になって頂きました。
如何に猪木の幅広い人脈がわかります。今回は時間の関係から海外のネットワークは含まれていませんが、海外の猪木とのネットワークを考えればその何百倍もあります。凄い事です。

今回の「猪木のお別れ会」の発起人で1つのエピソードがあります。
昨年秋に私の親しい友人で発起人のひとりである春次先生から猪木元気工場の髙橋社長に電話があり「歌手の松山千春が猪木さんのお通夜告別式に行けなかったので、お別れ会には参加する」との連絡が入りました。そんな関係から今年に入り髙橋社長が松山千春さんの事務所に電話をかけ「是非発起人に」とお願いをしました。しかし回答はNGでした。実は松山千春さんとジャイアント馬場さんとの関係は長く、2人は強い絆でつながっているとの事です。春次先生の話によると、ジャイアント馬場さんの歌まで作ったとの事です。私は松山千春さんの歌は好きですが特別ファンではありませんでしたが、その話を聞き、筋を通す男気のある松山千春さんのファンになりました。猪木との面識も過去に多々あり、お別れ会に参加してくれますが、ジャイアント馬場さんとの関係から「発起人は辞退」は大変納得します。
たぶんお別れ会当日は大勢の方々が来て頂き、松山千春さんとお会いする事は難しいと思いますが、是非とも「猪木と馬場はどちらが強いか」を徹底的に議論(笑)したいものです。

発起人の皆様は下記の通りです。  

 坂口征二(新日本プロレスリング株式会社 相談役)発起人代表  森喜朗(元内閣総理大臣)
 野田佳彦(元内閣総理大臣 衆議院議員)  長浜博行(参議院副議長 参議院議員)
 馬場伸幸(日本維新の会代表 衆議院議員)  玉木雄一郎(国民民主党代表 衆議院議員)
 武田良太(元総務大臣 衆議院議員)  鈴木宗男(参議院懲罰委員長 参議院議員)
 
 石井和義(国際正道空手道連盟FIKA正道会館)  石橋保彦(株式会社平和 相談役)
 伊藤豊志雄(株式会社シーディーシー 代表取締役社長)  伊藤直樹(IKGプロモーション株式会社 代表取締役社長)
 稲吉正樹(NOVAホールディングス株式会社 代表取締役社長)  江本孟紀(野球評論家)
 大塚直樹(株式会社タジマ 代表取締役会長)  小川直也(小川道場 代表)
 亀田興毅(3150FIGHTファウンダー)  川村和弥(ショータイム 代表)
 川村龍夫(株式会社ケイダッシュ 代表取締役会長)  木谷高明(株式会社ブシロード 代表取締役社長)
 グレート小鹿(大日本プロレス 会長)  小島康江(株式会社創 取締役会長)
 榊原信行(株式会社ドリームファクトリーワールドワイド 代表取締役社長)  坂口泰司(新日本プロモーション 代表取締役社長)
 佐々木健介(元プロレスラー)  佐山サトル(ストロングスタイルプロレス総監 初代タイガーマスク)
 杉本英雄(株式会社焼肉坂井ホールディングス 代表取締役会長)  関浩志(株式会社スーパーフォー 代表取締役社長)
 高島宗一郎(福岡市長)  高島英三郎(アントニオ猪木関西後援会)
 高田延彦(高田道場 代表)  竹田勝司(元ジャパンプロレス 代表取締役)
 竹村冬美(株式会社ディー・テック・プロモーション 代表取締役社長)  田中敬子(力道山夫人)
 田中誠(有限会社一二三企画)  長州力(元プロレスラー)
 蝶野正洋(アリストトリスト有限会社 代表取締役)  十枝利樹(オールジャパン・プロレスリング株式会社 取締役)
 富野敏成(有限会社共同企画)  長井力(株式会社ベストライフ 代表取締役)
 長岡末治(株式会社デリチュース 相談役)  馳浩(石川県知事)
 張本勲野球評論家)  春次賢太朗(春次メディカルグループ 理事長)
 藤波辰爾(ドラディション 代表)  藤原喜明(藤原組)
 古舘伊知郎(フリーアナウンサー)  星野真二(新日企画)
 北斗晶(株式会社健介オフィス 代表取締役)  前田日明(リングスCEO)
 松下剛(株式会社MTG 代表取締役)  松浪健四郎(学校法人日本体育大学 理事長)
 丸藤正道(プロレスリング・ノア 取締役副社長)  武藤敬司(プロレスリング・ノア)
 森山幸則(NPO法人世界寛水流空手道 理事長)  山本英俊(円谷フィールズホールディングス株式会社 代表取締役社長CEO)
総勢56名の方々に発起人になって頂きました。ありがとうございます。

実は元々私も発起人の中に入っていました。昨年10月1日に猪木が亡くなり、葬儀告別式等の日程を決める時にファンの方々には「お別れ会をする」と私が言った関係から私も発起人のひとりとして入るべきだと言われましたがお断りしました。
その理由は明確です。猪木との関係で本来、発起人になって頂ける方もまだまだいると思います。しかし限られた情報と残された資料から発起人の皆様が決まりました。まだまだ猪木と大切な関係の方々がいると思います。その方々に連絡が出来ていない事に大変申し訳なく思っています。
「招待者のリスト」もひとりでも多くの方々に連絡しなければ、天国の猪木からも叱られそうです。
そのような意味で私は裏方の仕事を務める事になりました。
もし猪木との関係で大事な人が抜けていたならば、その全ては準備事務局の責任者としてこの私にあります。連絡の取れていない方々には私の力不足で大変申し訳なく思います。

次回、3月5日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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