代表取締役 湯川 剛

2023年が明けました。
1月4日はOSG本体の仕事始めですが、私は前日の1月3日に「銀座仁志川」の仕事始めのため、銀座本店にいました。「『銀座仁志川』の2023年の方針である『高級食パン戦国時代・優勝劣敗決定戦の年』の言葉通り、ダメなところは消え、優秀なところは勝ち残る事になる年の初めです」と管理職らに伝えました。
今年はいよいよ中国への進出です。中国では政府が「ゼロコロナ政策」を宣言するように大変な状況にあります。そのような状況の中で、果たして上海店を無事にオープンできるのか。それが大きな課題です。既に掲載の通り、海外戦略では欧米エリアを髙橋社長、アジアエリアを私が担当する事になっていました。既に昨年には、LA・サンタモニカ店がオープン。その経緯については、特別掲載として「人プラ」の第550回『サンタモニカ店』・第551回『上海新天地店オープンと黄牛』に掲載済みです。

1月4日。
OSG本体の仕事始め、恒例の「初出式」がOSG本社で行われました。全国の拠点はオンラインでの参加です。私は、昔から「初夢」として「一富士・二鷹・三茄子」と言われ、富士山や鷹・茄子が夢の中に出てくれば幸運である、という話をしました。若い社員が多いので、もはや死語になりつつある言葉をあえて話しました。
昔から、「富士=無事」「鷹=高い」「茄子=成す」という語呂合わせで、今の時代なら「オヤジギャグ」と若い人にはウケないどころか、私の時代でもウケません。しかし、何故この話を年の初めにしたのかという事です。「一富士・二鷹・三茄子」の語呂合わせの根底は「ポジティブ思考」です。ネガティブな気持ちなら、このような語呂合わせの発想はありません。このように、年の始めに改めて「ポジティブ思考」の大切さを確認しました。
それには理由があります。OSGグループでは、「初出式」の後に新しく手渡された「LMPノート」を記入しなければならないからです。「OSGの文化遺産」と勝手に言っていますが、この「人プラ」でも既に「LMPノート」に関する内容は掲載しています(第109回 LMPノート 2009年7月1日掲載等)
この時にも書いたのですが、「LMPノート」1987年に誕生しました。36年間OSGの企業文化として生き続けています。OSGの社員さんであれば、たとえ60歳であっても年の始めに「LMPノート」の最初のページにある「私の夢」を記入しなければなりません。この「LMPノート」と「年の始め」という条件がなければ、改めて「私の夢」を真剣に考える機会はありません。この「私の夢」を考える時に、「一富士・二鷹・三茄子」的な「ポジティブ思考」が必要になってきます。コロナ禍の影響で、中々先が見えない暗い状況が続いていました。だからこそ、自分の思考を奮起させて「この1年間、即ち2023年」をどう過ごしたいのか、を話しました。

私は1月4日の「初出式」を終えた後、東京に移動しました。
新日本プロレス恒例の「イッテンヨン」を観戦するためです。とはいえ、毎年1月4日に新日本プロレスが開催する「イッテンヨン」を観戦する事はありません。今回はアントニオ猪木の追悼大会、という特別な事情があったからです。私は、これまで幾度となく東京ドームでのプロレス開催に立ち会ってきました。それこそ準備段階からその様子を見る立場でした。しかし、今回だけは違います。いつも私の横に猪木がいたからです。
私は正直、試合はボヤっとした気持ちで見ていたと思います。私はリングサイドに座っていました。東京ドームの会場全体に流れる「猪木ボンバイエ」。約3万人の観客が「イノキ!イノキ!」と声を上げ、曲に合わせて手拍子をします。中には、「猪木帰ってきてくれ~~!」等、胸にグッとくる声が届きます。改めて、「猪木は凄い」と同時に、「人間は1回きりだ」と思いました。

朝に書いた「LMPノート」の「私の夢」を東京ドームの空間で思い出しました。大会の最後、新日本プロレスのスター選手であるオカダ・カズチカ選手が、涙ながらスピーチで「猪木さん、天国に届いていますか」と言った事に私は思わず涙を流しました。

さあ、2023年が始まった。私はあと10日程で76歳になります。
猪木のいない東京ドーム。ここで改めて「人間は1回きり」であることを確認しました。
「LMPノート」の「私の夢」は、私個人の夢ではありません。いかにOSGグループの社員さんが幸せに、そして「このOSGという会社にに出会えてよかった」と思ってもらえる事だけです。

1月7日。
今年最初の信貴山での月参りです。普段は参加しない上席管理職も多数参加しました。私は毎月、月初めに参ります。社員さん及びその家族の皆さん、関係者の皆さんの健康と幸せを祈願します。ただし、1年の始まりである1月だけは「世界平和」も祈願します。

こうして、2023年最初の1週間が過ぎました。


次回、9月20日に掲載します。

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