私は、毎月初めに大阪と奈良の県境にある、信貴山大本山千手院を参拝しています。
毎年お正月だけは、世界平和を祈ります。私の祈りが「世界平和」にどれほどの影響を与えているかは考えれば分かる事ですが、年の初めの参拝では、必ず世界の人々が平穏で無事である事を祈ります。毎月の参拝では、社員さん及び家族の皆さん、そして関係者の方々の健康と幸せを祈ります。本堂の朝護孫子寺では、約15分程の祈りの時間があります。また、千手院においては護摩祈祷があり、そこでも祈ります。
毎年お正月には「開運暦」をいただきます。「開運暦」とは、九星術に基づき、年・月・日の運気の吉凶を重点的に示し、良い日選びに活用できる暦です。32ページ程の小冊子です。では、私は日頃から九星術に基づいて行動しているかといえば、全くそんな事はありません。単に、年の初めに頂く「開運暦」を見るだけです。頂いた時には、自分の年回りを見て「今年はどのような年かな」という気持ちで眺めます。私は、昭和22年生まれですので、令和4年は「八白土星」です。
自分の年回りのページには〇印や●印、それに〇●半分の印が記載されています。〇印を見れば安心し、●印を見れば少し緊張します。2022年(令和4年)の「八白土星」は〇●が半分ずつでした。そのページには、1月から12月までの運勢が書かれています。
この年の私の運勢は、1月の運勢「退運」・2月の運勢「凶運」・3月の運勢「進運」・4月の運勢「吉運」・5月の運勢「凶運」・6月の運勢「開運」・7月の運勢「吉運」・8月の運勢「中運」・9月の運勢「盛運」・10月の運勢「退運」・11月の運勢「凶運」・12月の運勢「進運」となっていました。
「盛運」や「開運」「吉運」「進運」「中運」であれば何となく安心しますが、「凶運」や「退運」と書かれていると、慎重になろうという気持ちになります。
たぶん、多くの人がお正月の「初詣」と同じように、このような「開運暦」は年初めにしか見ないものだと思います。しかし私は、自分の年回りのページだけを抜き取り、財布や机の前等、いつも見えるようにしています。
この年の「八白土星」には、以下のように書かれていました。
「吉要素は十分含まれますが、運気には変転の兆しがあり、強引策は慎み常に余裕を保つべき時です。『背水の陣』と聞けば、なぜか半ば捨て鉢な感が漂いますが、(中略)運気の不安定さも考慮し、好調でも決して行き過ぎないよう常に節度は弁えましょう。」
毎年、違った表現で書かれてあります。私の場合、〇印であれ●印であれ、またこの年のように〇●が半分ずつであっても「好調な時は好事魔多し」とし、凶運であっても「前向きな気持ちを忘れない」と考えていますので、実のところ「開運暦」を毎年頂いても心構えはあまり変わりません。
さて、5月の運勢は「凶運」でした。この5月に「銀座仁志川」は、大きな企画食パンを発売する事になりました。暦的には6月の「開運」、7月の「吉運」、あるいは9月の「盛運」に発売すべきところでしたが、あえて私は5月の「凶運」に発売する事を決めました。それは、「緊張する」という大前提があったからです。この「初の企画食パン」こそが、「銀座仁志川」の大きな目玉商品に育てていく新商品です。しかも、何年にもわたり育てていく新商品です。そのためにも、毎月「緊張する」事を要求されます。
先程も言いましたが、私は「開運暦」にこだわって仕事をしているわけではありません。しかし、土地購入や建物の契約をする場合には、やはり「仏滅」を避け、「大安」等を選びます。「銀座仁志川」がオープンした2018年9月13日は、『天赦日・一粒万倍日・大安』という3つの吉日が重なる日にオープンしました。この日は「非常に縁起の良い日」でした。新しいことを始めるのに最適な「最高に縁起のいい日」とされています。だからこそ、この日に合わせて「俺のベーカリー東銀座店」もオープン日と決め、「銀座仁志川」とぶつかったわけです。
【追記】
2022年2月、千手院貫主である田中管長が書かれた『毘沙門信仰のすすめ』を頂きました。信貴山は、聖徳太子が苦難に際して祈願したところ、毘沙門天王が出現された聖地です。以来、信貴山の毘沙門天王は、怨敵退散、国土鎮護、戦勝護国、武運の仏神、さらには財宝福徳、商売繁盛ならびに仏道修行の守護神として信仰されてきました。
次回、4月10日に掲載します。
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