代表取締役 湯川 剛

話を少し戻します。5月27日、私は行きつけのクリニックで、コロナワクチンの第1回接種を受けました。先生の前で、看護師さんが二の腕に注射を打とうとした時、私は「すいません、少し待ってください」と言い、私のスマホを先生に渡して「先生、すいませんが、記念すべき第1回目のワクチン接種なので、写真を撮って下さい」とお願いしました。先生は最初は驚き、苦笑しながらも応じてくれました。私は、Ⅴサインをしてニコッと笑いながら、「記念写真」を撮ってもらいました。これは私の年齢や先生との親しい関係があったからこそ出来た事だと思います。でも、先生側からすれば、私以上の年齢で私以上に親しくされている患者さんもいたと思いますが、こんな無理難題を言った患者は私しかいないと思います。今回のコロナウイルスによるパンデミックは、100年前に世界を震撼させたスペイン風邪と等しく、世界史的な出来事です。そのコロナワクチン第1回接種を「記念写真」で撮る価値があると思いましたが、それから以降、何の活用にもなっていません(笑)。

話は前回の新製品のしくじりについて掲載しましたが、それ以降は何の問題もなく、動き始めました。この新製品誕生の指導を受けた、予約の取れない日本料理「K」のKオーナーの事を辛口で記載しましたが、名誉回復のため、本日は日本料理「K」について少しお話したいと思います。私が「K」に行く場合も、当然予約が必要です。結論から言いますと、最高の食材と出される量には正直驚きました。「人生初」と言ってもいいと思います。勿論、価格も「人生初」です。最初は正直「高いな」と思いましたが、これは解釈の仕方です。親孝行に連れて来られた方や恋人同士も「生涯忘れられない食事」となれば、価格に見合うものだと思います。来られている方もほとんどが二人連れです。私の場合は、4~5人で行きましたが珍しいほうです。やはりKオーナーは料理人経営者です。新製品の監修等はおすすめしません。有名料理人経営者として、今後の活躍に期待しています。

また、この時期に新製品トラブルの責任者の1人が、前回重要な会議がありながら「自分の仕事がある」との理由で札幌に出張して不在になった話がありました。この時期、「銀座仁志川」は快進撃をしていました。そんな背景があったのか、その責任者が「給料が安いので辞める」との事を総務部長に伝えたらしいです。そこで、総務部長がその責任者に「辞表届」用紙を送った、という事後報告がありました。私は、常勤でないその責任者にして、決して安くない報酬だと思っていましたので、その発言には驚きましたが、総務部長が私の指示なく「辞表届」用紙をその彼に送った事にも更に驚きました。後日、総務部長に確認したところ、「何を言っているんだ」と思って、辞めるなら辞めていいと思って送ったとの事です。その時、その責任者は「次の新店オープンに湯川会長と会うので、その時に直接伝える」と言ったと総務部長から連絡がありましたが、責任者は私と出会ってもその話は出ませんでした。いやはや、仕事をやっていると色んな事があるのだな、と思いました。

いずれにしても、責任から逃げたり、責任の取れない責任者は、「責任」という言葉が不要なので、なんと言えばいいのでしょうか。困ったものです。
(実はこの「人プラ」の作成は、私自身パソコンが使えないので、私の口述を横で作成してもらっているY社員さんがいます。このくだりで、私はY社員さんに「責任の取れない責任者の事を何と言うんだろう」と質問した時、彼は「それは単なる担当者でしょう」と言いました。そうか、あの責任者は「担当者」だったのか。)

2020年4月。OSG本社から200mに隣接している造幣局の「桜の通り抜け」はコロナによって中止になりました。2021年4月も感染拡大の影響で開催は見送られ、代わりにオンラインでの公開となりました。

私自身、コロナワクチン接種に記念撮影をしたように、私の周辺にも桜とは別にお花畑のような人がいるのだな、と1人苦笑しました。仕事をすれば色々な出来事が起こります。

次回、11月10日に掲載します。

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