代表取締役 湯川 剛

まだ5年前の出来事ですが、コロナ禍において当時の政府が特別定額給付金を1人あたり10万円を給付する制度が4月に発表されました。よって、5人家族なら50万円です。エビデンスがあるわけではありませんが、「高級食パン」の市場が驚異的に急伸したのは、この制度の影響もあったのではないか、と私なりに思っています。
当時、人の流れが止まり、様々なビジネスが停滞しました。特に観光地や飲食店が大きな打撃を被りました。そこで政府が7月に「GoToトラベル」キャンペーンと称して、割引クーポン券や旅行代金の支援等を実施しました。

世界を震撼させた「新型コロナウイルス」の出現は、出口の見えないトンネルに入ったように不安と混乱を招いていました。誰一人明確な答えが出せない問題に出会ったわけです。この「混迷の時代」「答えを見いだせない時代」と向き合っているわけです。このような意味においては「思考停止」状態と言っても良い訳です。
OSGも「自宅テレワーク」「オンライン商談」「時差出勤」「直行直帰の業務」等、従来のやり方を否定し、新たな模索をしていました。
一言で表すと「無我夢中」です。そんな中で社員さん達も私以上の不安があったのではないかと思います。そこでいち早く打ち出したのが、
  社員及び家族の皆さんの「命」を守る!
  会社は潰さない。会社を存続して社員さんの「生活」を守る!
です。この事を4月に発表したのは、既にこの「人プラ」で掲載しています。

コロナ禍で迎えた11月11日決起の日。
何度も「人プラ」で掲載(第66回:11月11日 決起の日 等)していますが、11月11日はOSGにとって8月29日の創立記念日と同じぐらいに大事な記念日です。
4月の発表から6か月が過ぎ、「11月11日決起の日」に何か具体的な施策を打ち出したいと思っていました。不安が続く社員さん達に何か小さな光でも与えられないものか、と日々考えていました。そんな矢先、政府が7月に打ち出した「GoToトラベル」キャンペーンに何か合うような企画はないか、と思っていました。そこで、元々創立50周年記念事業の一環である社員旅行のために準備していた積み立て金の一部を、OSG社内「GoToトラベル」の名目で社員さん達に支給しました。
併せて、私から何かできないか、と考え「GoToイート支援金」として、1人1万円を全従業員に支給する事になりました。支援金袋の裏には、

と書いてあります。

2020年11月11日「決起の日」。
コロナ禍にふさわしい決起の日の出来事でした。

次回、6月10日に掲載します。

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