代表取締役 湯川 剛

2017年のお正月は中国で過ごした訳ですが、過去にも何度かありました。
1月5日に香港経由で大阪に戻ってきました。 仕事始めからの私の楽しみに、毎年お年玉を受け取って貰えるお客様との出会いです。
特に「30年分以上も大入袋が溜まった」と長年受け取って頂ける人達との出会いです。
勿論「今年で4枚目です」というお客様との出会いもうれしいです。そんな中で毎年取りに来るM氏が最近テレビでも紹介される「高級食パンN」で忙しい為、元部下の人に預ける事になりました。「高級食パンN」が出来る2013年頃、M氏が私によく食パンを持ってきてくれました。数本の食パンを何度か頂くのですが、私は食べたことはありません。頂いた食パンを管理部の社員さん達に「おいしい食パンを頂いたよ」と渡していました。
そして1年後、久しぶりにM氏との面談があるのですが、それは1年後の2018年1月頃にお話ししたいと思います。

さて1月8日 日曜日。OSG本社近くにある大阪帝国ホテルにて、OSG幹部・上席管理職、そして古い社員さんらが私に「古希祝いの会」を開催してくれました。10年前の還暦も、彼らがこの帝国ホテルの同じ部屋で祝って貰い「赤いちゃんちゃんこ」に「赤いボクシンググローブ」をプレゼントされました。今回の古希祝いは、ビジネススーツケースとチャンピオンベルト、そして紫色のスカジャンをプレゼントしてくれました。
スーツケースのプレゼントは「まだまだ元気に海外出張せよ!」というメッセージだなと受け止めました。「ノーイングリッシュ」で世界中を走れ!との意味合いだと喜んで受け取りました。チャンピオンベルトはWWEのレプリカです。スカジャンを着てチャンピオンベルトを締めてスーツケースを持って記念撮影しました。プレゼントされたスーツケースは実際に出張の際に大活躍!流石にスカジャンはこの日以外、袖を通していません。

会の進行から参加者の皆さんからのお祝いスピーチを頂きました。そのほとんどが入社以来、私から受けた注意やそれにまつわるエピソード。
「古希」にはあまり関係のない内容の話でしたが、別の見方をすればそれらは私から注意を受けた「怒られた自慢」でもありました。中には、若かりし時代の私から一発、頭を殴られたかのような話も飛び出し、今ならパワハラで訴えられかねない昔話です。いずれにしても、私にとってはかけがえのない、時には胸が熱くなる働く戦友達のスピーチでした。 そんな幹部はじめ参加者の皆さん方のスピーチの中で、ある事に気づきました。

『会長は私に、「お前はこういうところが・・・悪い」と注意されました』等と、「お前」とか「お前ら」と度々、「お前呼ばわり」している場面が多々に登場します。私は椅子に座って彼らのスピーチを聞きながら、心のどこかで大事な仲間、働く戦友に対して〝お前〟等と、失礼な言い方をした覚えはないし、そんな言葉を使うとは到底考えられない・・・と思っていました。私は、社外の方の前で自社の社員を呼ぶ時も必ず肩書をつけて呼ぶ、もしくは「さん」付けで呼びます。この「人プラ」の中でも「社員さん」と表現していますが、それと同じです。そんな私が、例え社内であれ、幹部や古い社員さん達に対して「お前」とか「お前ら」等、使っている筈はない。これは訂正しなければ・・・と聴きながら思っていました。 そこで最後のお礼の挨拶に訂正しておこうと思いました。

『先ほど来から聞いていると、皆さんに大変失礼な「お前」とか「お前ら」と私が言ったという話が出てきていたけれど、私はそんな失礼な言い方を、お前らにした覚えはありません』と言ってしまいました。大爆笑です。やはり幹部や社歴が30年以上ともなる古株の社員さん達を相手だと気を許してしまっているようです。「お前・・・!」と、つい無意識に口走っているのですね。 先の「還暦祝い」や今回の「古希祝い」での幹部や社員さん達のスピーチを聞いていると、なんとなく私自身のお通夜の場面を想像してしまいます。間違いなく「怒られた自慢」のスピーチコンテストが繰り広げられるのだろうなぁ~・・・と。その光景が目に浮かびます。

(次回に続く)

ご意見、ご感想は下記まで
support@osg-nandemonet.co.jp