代表取締役 湯川 剛

2016年2月、第9次4ヶ年計画が始まりました。
4年後といえば、ちょうど創立50周年を迎えます。大きな節目を迎える中長期計画です。

2016年1月9日の全国拠点長会議の席上で、2月から始まる「第9次4ヶ年計画」について私は「OSGコーポレーションはやる気コーポレーションと呼ばれなくてはなりません」と伝えました。OSGには明るい人はいくらでもいます。元気で前向きな社員さんも多くいます。しかし「志」を持った社員さんやアイディアを出す社員さんとなると「多くいる」となかなか言えません。つい「やる気コーポレーション」というと明るく元気な会社と思われがちですが、それだけではダメです。そこに創意工夫や発想力や思考力が加わって来ます。
「そのようなチカラが必要です」と全国拠点長会議で説明しました。
とはいえ、言葉では簡単ですが、「既存の考え」の枠を「突破」するのはなかなか難しいのです。私自身がまずその見本を見せなければならないのですが、どうしても「既存の考え」が邪魔します。
しかしこの「OSGコーポレーションは、やる気コーポレーションでなくてはならない」発言は数年後、思わぬ事を生みます。それは数年後の「人生はプラス思考で歩きましょう!」(人プラ)に掲載しますので楽しみにしていて下さい。

さて4年後に50周年を迎えた次は、創立100年を目指す事になります。
会社の寿命は、個人の寿命よりはるかに長くなければなりません。創立100年まで持続可能な会社を作る為にソフトバンクの孫正義氏の言葉を借りると「あらゆる言い訳を未然に察知し、解決策を準備し、実行に移すことが必要」となります。続けて孫氏は言います。
「私自身の能力や体力が会社の成長を阻害する要因になってはいけない」
まさにその通りです。私が何故、孫正義氏のこの言葉を大事にしているかというと、それは彼の「300年成長続ける企業へ」(2016年1月10日)の文章をLMPノートに書き写している位、私の胸に刺さったからです。この時の私は既に中長期計画「第9次4ヶ年計画」を終えた創立50周年の更にその先である「創立100周年」を見据えていたからでした。
そんな時に、彼の文章が目に留まったのです。そして全文をLMPノートに書き写しました。
その中には「日本に依存しすぎてもダメだ」とも書いてありました。

世界市場に向ける事は当然の事です。経営者の思考力の広さが会社の広さであり、経営者自身が「自分の為」「家族の為」「面子の為」で経営しているならば、そこについてくる社員さんは不幸です。実際、そのような経営者を何人も目にしてきました。危険だなという社長も見てきました。私がよく言う「バカな大将、敵より怖い」はそのような社長の事を指しています。

「世の中の為」「お客様の為」「社員さんの為」と考えていれば余程の事がない限り、会社は潰れないと思います。長期的視野に立った考えは市場だけではありません。時間的な長期視野も必要です。そのような意味において創立50周年以降の後継者へのバトンタッチまでも考える必要があります。

更に孫正義氏の文章の一部を書きます。
「解決案が見えない時は苦しいものだ。頭の中で七転八倒し、胃もキリキリと痛む。そういう時はもうとことん苦しみ抜き、考え抜くしかない。酔っぱらったりして一時的に忘れても意味がない。解決案が浮かび、実現した時に初めて心が解放される。実業家として一番快感を感じた時だ。解決策を見出す秘訣は、経営者が現場と同じ目線で本気でけんかをする事だ」この文章をLMPノートに書き写しながら私は「う~むむむ」と唸っていました。

勿論、私と世界を相手に戦っている孫正義氏との立場が違います。
例えていうならば、大相撲でいうところの横綱と幕下との関係です。幕下がどれ程、横綱の厳しさを分かっているのか、議論する余地もありません。
ただ分かっている事は第9次4ヶ年中長期計画初日の2月1日「69歳と16日目」を迎えた私自身は「やる気コーポレーション」のリーダーでなくてはならないという事です。

 

【追記】
6月17日「新型コロナウイルスワクチン」第2回目の予防接種をしてきました。

第1回目のワクチン接種の時、主治医の先生に「注射の歴史的瞬間を記念撮影したいのですが・・・」とわがままな申し入れをしたのですが、先生も苦笑されながら許可を頂きスマホで撮影。待ちに待った瞬間でしたが呆気なく「あっ」と間に終了しました。

第2回目の接種は第1回目より熱や痛み・倦怠感などが出るので当日と翌日は休養を取るか、デスクワークにして下さいと先生から注意を受けましたが、第1回目も第2回目も接種後、私は新幹線で移動するスケジュールになっていました。

移動の車中「ワクチン接種の歴史的瞬間」を自身のスマホで改めて見ましたが、無意識ながらVサインしている姿がそこにありました。

私の場合は1人で接種に行ったのですが、皆さんも付き添いの方がおられるとか、撮影が許される環境なら是非とも世界史にも刻まれる今回の「新型コロナウイルス」へのワクチン接種シーンの記念写真をおすすめします。

さて第2回目のワクチン接種で副反応としての症状が出るのは当日よりも翌日との事です。 私の場合は申し訳ない程度の筋肉痛はありましたが、むしろ翌日にはそれも感じなくなりました。よって余り不安がらずにワクチン接種をお勧めします!

ナニ?高齢者ほど痛みが感じないらしい。

そうか!
つい自分が高齢者である事を瞬間的に忘れていました。
別の意味で心配になってきました。

(次回に続く)

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