代表取締役 湯川 剛

2014年もあと1ヶ月で終わろうとしていた時に、またやってくれました。
とはいえ、こちら側の問題ではなく相手側の話です。相手とは「日本職販社」です。久しぶりの登場です。以前【第377回:突然の取引中止】(2018年11月1日掲載)で登場しています。

この時の話を簡単に説明すると
『08年1月、OSGと長く取引をしていた岩村産業が突然、日本職販社に切り替わるとの事です。しかも岩村産業の全役員が反対する中、岩村産業と日本職販社のトップ同士が単に知り合いという関係から発生した話です。ビジネスの世界では取引先を取られた事など珍しい話ではありません。しかし単に取引中止という事が後々の何万件というメンテナンスに大きな影響を与えた訳です。結果的には数年後に日本職販社は岩村産業の取引を放置したままとなりました。OSGはそのお陰で岩村産業の代理店と直接取引が出来ることになりました。

それから4年後の12年5月に日本職販社元取締役からOSGに「元社員が辞めてOSGに入社を希望している」との話。本来であればそのような提案は断っていた。それは同業者にも「商道徳」ともいうべき一定のルールがあると考えていたから。しかしこの同業者が4年前にルール破りをしたので、この提案に「積極的に研究する」と回答。「やられたらやり返す。倍返しだ」という半沢直樹の気持ち』【第377回:突然の取引中止】(掲載より抜粋)

その日本職販社が今回OSG社員を「引き抜く」事件が起こりました。
それより以前に元OSG社員の親戚が日本職販社に勤務している関係から転職した話は聞いていました。それは個人的問題としてOSGも黙認していました。仮にその元社員をA君としましょう。A君は今も私やかつての同僚に年賀状等をくれたり、飲みニケーションをしています。そのA君の話によると「OSG社員を日本職販社に移籍させれば、多額の移籍料及び移籍紹介料が支払われる」との事です。

そんな事があったのか、この年の14年11月頃にOSG社員田野(仮名)君が移籍したとの事です。問題は彼が移籍した事よりも許し難い事が発生しました。それは日本職販社の取締役が勤務中にも関わらず、OSG社員に対して片っ端から勧誘の電話です。いやしくも東証一部の取締役が勤務中のOSG社員に対して電話をする事はまさに勤務妨害に当たり、犯罪です。勤務妨害等の卑しい行為を、東証一部の取締役自らが行なっているという事実です。

更に取引先の情報を持ち出させるという行為は、完全な犯罪です。幸い他の電話勧誘を受けたOSG社員は勧誘を拒否し、更に「録音している」と言って相手を慌てさせましたが、2014年暮れのお粗末な事件が発生しました。
当然OSGも顧問弁護士と相談の上、対応策を講じました。特にこのような事案に対して、人一倍カッカカッカと頭に来るのが私です。「倍返し」どころか「100倍返しだ」と久しぶりの戦闘意欲に燃えていました。

さぁ、暮れも押し迫った12月にどうなるのか、この問題・・・。

 

【追記】
関西圏のテレビ番組で「ここまで言って委員会」(読売テレビ 毎週日曜日 司会:辛坊)というのがあります。視聴率は知りませんが、関西ではなかなかの人気番組です。(勝手に思ってます)
その番組名を借りる位、この「人生はプラス思考で歩きましょう!」(略「人プラ」)では「そこまで言って委員会」と事実を中心にお伝えしています。
尚、「人プラ」は6年~10年前の出来事をお話ししています。

この「人プラ」を掲載する経緯は何度も説明していると思います。
今から15年と11カ月前の2005年1月1日が第1回目です。
04年の秋にホームページを担当している社員さんが私のところにきて「ホームページは毎回更新をしなければ多くの人に見て貰えません。常に鮮度を保たなくてはなりません」と前置きして、その後の彼の提案に私は驚きました。 提案は「HPで湯川社長の創業期からの話を掲載したい」との事でした。
私は即座に「ムリムリ」と断りました。
もしこの「ムリムリ」が否定的な言葉であるならば、私の生き方に反している訳ですが、それにしても全く知らない赤の他人の方に私の文章を読んで貰うなど、とてもじゃないが出来ない相談です。まして文才もなく、むしろ会社に迷惑をかける訳です。消極的な「ムリムリ」ではなく、私の解釈では「積極的ムリムリ」との理屈です。

ところが彼の一言に感動しました。「大丈夫です、誰も読んでいませんから」
この一言が「人生はプラス思考で歩きましょう!」のスタートです。

さて来年1月1日付で17年目を迎えます。 その計算でいくと、20年目を迎える2024年には2018年当時の事を掲載予定。 そしてこの24年に私は「喜寿」を越えているという事を社員さんから告げられました。

(次回に続く)

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