代表取締役 湯川 剛

「珠海欧愛水基を閉めたい」
金鋭氏に呼び出され、突然「珠海欧愛水基の終焉」を告げられた8月10日から4日後の8月14日に欧愛水基の幹部会議が行われました。
会議の内容は下記の通りです。(日記より抜粋)

①珠海欧愛水基から上海欧愛水基にオフィスを移転。
 その手続きを急ぐように。
②8月から10月まで、準備期間としてパンフレット・カタログなどを準備する。
 11月より1月まで直販体制を整える。
③天然社時代から珠海欧愛水基まで出来なかった製販一体の体制にて今までの受け身の状況から今後は積極的に活動する事により、むしろやり易くなる。利益率も変わる事などを話し合う。
④上海欧愛水基の方針は大きく2つ。
 1つは日系企業のイメージを作る(日本化)
 2つ目は機能水総合メーカーのイメージを作る(業務用・殺菌水)

当時の日記には以上のような事が書いてありました。

この日の会議は、攻撃的で積極的な雰囲気でした。
03年に天然社との出会い。輸出によって中国進出。
04年に天然社との合弁会社「天然三愛」(現、欧愛水基)の生産拠点を設立。
天然社が総発売元として開始。その後、衛生部ショックなどを経て、天然社と取引中止。
12年珠海欧愛水基設立から閉鎖。04年設立から9年目にしてやっと自ら販売が出来る製販一体の体制が実現出来る訳です。

勿論、問題も多くあります。
まずは販売する営業マンがいない事です。
全てが総発売元であった天然社や金鋭氏が地元で設立した珠海欧愛水基の営業マンが代理店に売込んでいた事をこれからは直販体制の上海欧愛水基が行なう訳です。
幸いにメーカーである欧愛水基でも私の動きは殆ど代理店訪問をしていた関係から各代理店の社長はお互いよく知っています。しかし中国人同士の面談で成立する商談においては、やはり中国の営業マンを採用するしかありません。日系企業のイメージを作る(日本化)との方針から少なくとも日本語の出来る中国人か、中国語の出来る日本人営業マンを育成する事になります。単に天然社や珠海欧愛水基からの受注にて生産している訳にはいきません。
自分達が販売しなければ1台の注文もないのです。
しかし考えようによっては、自分達のやりよう次第で拡大する事も出来る訳です。
天然社で出会った代理店。そこには反金鋭代理店も親金鋭代理店もありません。
過去8年間に知り合った代理店を訪ねていくその前に、営業マンの育成をしなければならないのですが、募集という大きな問題に挑む事になりました。

この日から約1か月後の9月11日に、あの日中関係が悪化する尖閣諸島問題が発生。
さぁ、直販体制を構築する欧愛水基はどうなるのか。
日系企業をイメージする上海欧愛水基はどうなるのか。

(次回に続く)

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