代表取締役 湯川 剛

日本における厚生労働省に相当する中国衛生部や中国保健協会、そして中国功能水学会のメンバーである中国アルカリイオン整水器メーカーら一行が10月11日から15日、4泊5日のスケジュールで来日しました。
第2次衛生部ショックが表面化した7月21日から80日後の事です。
もっと早く来日して貰いたいとも思ったのですが、函館で開催される05年日本機能水学会日程にスケジュールを合わせる事にしました。以下が来日スケジュールです。

10月11日 到着
12日 朝 厚生労働省訪問
羽田→函館 函館にて日本機能水学会に参加。
夜、ウェルカムパーティー
13日 日本機能水学会と中国一行との意見交換
14日 函館→羽田
15日 帰国

11日、私は緊張した面持ちで彼らを迎えました。初めて会う衛生部の方々も多少緊張しているように感じました。その夜、OSG主催のウェルカムパーティーを開催。お互い少し気持ちが打ち解けた気がしました。

12日、一行と国会議事堂に行きました。元厚生労働大臣のご好意で議事堂内の食堂で昼食。一行には大変喜んで貰えたようです。その後、厚生労働省の官僚との会議が開催され、日本におけるアルカリイオン整水器の医療認可等の説明があり、一行は熱心にメモを取っていました。予定外の出来事として、現職厚生労働大臣との面談が実現した事。これは中国一行だけでなく、私達も大変驚かされました。夕刻、羽田から日本機能水学会が開催される函館に飛びました。

13日、「日本のラーメンはうまい!」と中国衛生部の幹部が2杯も平らげ、周囲の人達を笑わせる程、すっかり打ち解けた雰囲気でした。厚生労働省の官僚の方々の丁寧な対応や予定外の厚生労働大臣との面談が大きな影響を与えたのだと思います。

14日、学会参加後、函館空港で飛行機を待つ間、中国衛生部の幹部が私に言いました。
「中国は経済発展しているが、13億人の為に我々は更により多くの産業を育成しなければならない。今回の訪日はとても意義深かった。日本ではアルカリイオン整水器が60年以上にわたって育成され、製造工場も国家承認を得ている。今回の衛生部ショックは売り方に問題があったと思う。一部の業者で全てを判断する事はしない。わが国はまだまだ水道事情が悪く、中国衛生部としては日本厚生労働省のようにアルカリイオン整水器の基準まで手が回らない。まずは業界で自主規制を作ってほしい」
この言葉は、私にとって感動的な言葉であり、とても印象的でありました。
その夜、中国一行の方々と最後の食事会を行ないました。白酒で乾杯の連続です。
「逃げなくて良かった」と、私は改めて金菫事長と白酒で乾杯しました。
「湯川さんは、中国のアルカリイオン整水器業界の為に動いてくれた。この業界がある限り、誰もこの日の事は忘れてはいけない」そう言うと金菫事長は私に握手を求めてきました。

15日、中国一行帰国。私も同じ飛行機で北京に行きました。
北京代理店での研修会を行なう為です。

(次回に続く)

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