代表取締役 湯川 剛

決算説明会を終えて、息つく暇もなく、3月後半から4月に入り、来期に入社する学生向けの企業セミナーが開始され、東京・大阪・名古屋・福岡と飛び回っていました。
更に企業セミナー会場の地域では証券会社に出向き、証券マン向けにIR活動をしました。

例えば、当時のスケジュール表を見ると
4月15日(月)東京エリアの各証券会社でIR活動で1日終了。
16日、池袋サンシャインで10時と15時の企業セミナーが2回。19時から投資家訪問。
17日、名古屋に移動。13時/企業セミナー。16時/証券会社IR活動。
18日、福岡に移動。13時/企業セミナー。16時/証券会社IR活動。
19日・20日は、大阪で学生らの懇親会が1日4回。2日間で8回。

第1回株主総会が4月25日に開催に近づき、初の株主総会のリハーサルに追われていた総務部は、私のスケジュールにやきもきしていました。
「わかってる、わかってる。学生も大事。勿論、投資家も大事。時間がなければ、徹夜してやってもいいよ」というと 「OSGだけなら社長の言われるように徹夜でリハーサルしても構いませんが、株主総会を指導する証券会社や信託銀行の人は徹夜でのリハーサールは参加されません。」 もっともな話です。

そんな調子で株主総会を3日後に控えた22日の13時から16時まで第1回目のリハーサルを行ないました。そこで指導する証券会社関係者から、 「社長。今まで御社は本格的な株主総会を開催されていません。株主総会はスムーズに進むとは限りません。反社会的な人達も参加しないとも限りません。」と言われ 「えっ?」と正直驚きました。
なんとリハーサルに、万一暴漢が来た場合は、このように逃げて下さいと言われ、また総務から「当日は警察官も待機します」に、私は「マジ?ホントに?」と数少ないリハーサルが急に心配になって来ました。

しかし、そんな22日も17時から東京に向かい、20時から証券会社との面談がありました。翌23日は東京での学生懇親会が1日中あり、24日も浄水器協会30周年のイベントがあり、株主総会前日の24日19時に大阪に到着しました。
20時から株主総会最終チェックを行ない、翌朝9時から改めて最後のリハーサルを行なう事になりました。

私は総務に「大丈夫かな」と質問すると「株主総会は殆どが議長である社長がやるのです」と言ったので、「そうか、それなら徹夜してひとりで練習してももいいんや」と言って、その日は終わりました。

いよいよ第1回の株主総会が、15時間後に開催することになりました。

(次回に続く)

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