代表取締役 湯川 剛

【第103回:OSGの企業文化・社歌について】(4月1日更新)
1986年はそれまでの15年間とは違い、それから以降のOSGの経営基盤に重要な影響を与える事に力を注いでいたと思います。それは企業文化の礎であり、社風の構築でした。
その社風(企業文化)を表す1つに「社歌」があります。
OSGの社歌(カンパニーソング)は4曲あり、それぞれ周年記念として創られました。
創立10周年 「燃える同志、永遠にあれ」 (1980年)
創立15周年 「みんな主役のおでん音頭」 (1985年)
創立20周年 「Happy Morning」 (1990年)
創立30周年 「紙ヒコーキ」 (2000年)
以上の4曲です。それぞれ目的によって使い分けられ、私はこれら全ての曲が好きです。

「燃える同志、永遠にあれ」は朝礼や入社式・創立記念祭などの式典で歌われます。いわゆる甲子園野球などでお馴染みの校歌のような歌詞です。この曲の3番に「理想は崇高く 世界の海へ」という歌詞があります。私達は今、グローバル化の一環として中国に進出していますが、この当時から海外進出を夢見て歌詞に思いを込めていました。

【燃える同志、永遠にあれ】
@朝日に映える 浪華(なにわ)の都(さと)に
今、生れたる 社風(かぜ)ひとつ
精髄(せいずい)探求(きわ)める 道程(みち)峻険(けわ)し
一騎当千 「三愛誓詞」
我等OSG 栄えあれ
A翔くみはた御社旗 「活日(かつじつ)の訓(おしえ)」
今、集いたる その生涯(はて)は
石の巌(いわお)に 成る日まで
鋭気団結 「三愛健児」
我等OSG いざ行かん
B理想は崇高(たか)く 世界の海へ
今、漕ぎ行かん 燃える同志
荒波越えて 首舵(かじ)操(と)れば
一天四海の 「三愛精神」
我等OSG 永遠(とわ)にあれ

すこし時代がかった言葉が溢れています。この歌詞の内容がどこまで若い社員さんに耐えられるのか分かりませんが、私としては永遠に歌い継いで欲しい歌です。

次に「Happy Morning」はOSGの電話保留音としても使用している大変爽やかな曲です。
社員さんにとっても、社内で集まる機会があるとBGMで使われる事もあり、歌うよりむしろ聴く機会の方が多い曲です。とても良い曲なので、是非とも皆さんにも聞いて頂きたいところですが、その為だけにOSGへ電話をかけて貰う訳にもいきませんね。

そして一番新しい「紙ヒコーキ」という曲はストリートミュージシャンに作って貰いました。彼はこの「紙ヒコーキ」を彼自身のライブでも歌う事があるようで、なかなかの評判との事。歌詞の中に「人を愛し、仕事を愛し、人生を愛せば…」という部分があって、OSGの「三愛理念」を歌詞という表現方法で、多くの方に聞いて貰える事は大変嬉しい限りです。
OSGでは社内テレビ「OSGアクションチャンネル」のエンディングソングとして使われています。ちなみに「OSGアクションチャンネル」とは、社内間の出来事を約30分程度にまとめられた情報番組で、原則的に毎月「放映」されます。しかし制作担当の社員さんはこれを「本業」としている訳ではありませんので、時々優先業務が忙しくなると「放送中止」になる事があります。そんな時の私の機嫌はかなり悪いです。それ程、私は社内テレビを見るのが大好きです。社内での活動状況やイベント等が紹介され、なかなかの番組だと思っています。
当然、社内視聴率は100%。勿論、主役は社員さん達です。

さて最後に「みんな主役のおでん音頭」ですが、これがなかなか発揮する場面がありません。
「歌詞は見た事があるけれど、聴いた事はない」という社員さんもいるかも知れません。
しかし「おでん」という言葉がOSGにおいて少々特別な意味を持つ言葉である事は、全ての社員さんが知っています。では何故「おでん」という言葉が、誕生したのでしょうか。

次回はその「おでん」にまつわるエピソードをお話したいと思います。

(次回に続く)

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