代表取締役 湯川 剛

事業領域拡大とグローバル化の2大課題に取り組んでいる私も3月になると、更に別の仕事に取り組まなければなりません。それは学生向けの企業セミナーです。
当時の私は、OSG社内においてリクルートチームの責任者でした。
企業のトップの顔が見える。
その経営者が何を考えているのかを直接、学生は知りたがっている。
だから忙しい中にあっても、1人でも多くの学生と向き合って下さい。
そんな人材採用企業の教えを私はずっと守ってきました。それは2大課題プラス企業セミナーに取り組まなければならない事に他なりませんでした。超多忙な中で、如何に成し遂げるか。それは1日24時間の時間の配分だけです。

思考の限界は、行動の限界。行動の限界は、成果の限界につながります。
ポイントは時間の問題ではなく、まずは自分自身の思考の問題です。思考は無限なのですから後は行動する時間の調整を価値ある配分をすればいい訳です。(殆どの人は1日の時間の価値を有効に使っていないのが現実です。もったいない・・・)

さて、ここでは学生とのリクルート活動についての話については触れないでおきます。
水宅配ビジネスがどうなるのか、そして中国ビジネスはどうなるのかに焦点を当ててお話しましょう。

3月4日、アクアC大阪プラントを見学。私が求めるプラントとは多少の違和感がありましたが、アクアCメンバーの一員になった時に意見を述べればいいと思いました。
16日にアクアCのパーティがあるので是非参加して下さいとの誘いに「私はまだ加盟店でもないのに参加してもいいのですか」と尋ねると、このパーティは親会社のミカンガスが取引先や金融機関等を招いて「いよいよ新生アクアCとして水宅配事業にも参入する」という事を知らせるパーティです。アタック脱会問題もあり、他の加盟店にも親会社ミカンガスの総合力を見せるのが目的でしょう、と大阪プラントの責任者は私に話してくれました。
そして16日、アクアCのパーティ当日。
ミカンガスの赤澤社長が高らかに水宅配ビジネスの参入を発表されました。挨拶の中で水に関わる話題を話された時、水に関わっている私が聞けば多少的外れな話の内容だったので、LPガスのプロ中のプロである赤澤社長にとって、やはり水に関してはまだ知らないのだなと正直思いました。翌日、パーティに招待して頂いたお礼にミカンガス本社を訪問し、赤澤社長とその時に改めて2人での対面をしました。赤澤社長は今後の事について前向きに取り組んで欲しいという内容であり、主には首都圏の加盟店を買い取って欲しいとの話でした。

話を少し戻します。
アクアC関連のビジネスをこなしながら、私は3月8日に中国に飛びました。
江蘇省ブロックの勉強会の為、南京を訪問。今回のスケジュールは正直、超ハードです。
到着後、簡単な打ち合わせをして午後から南京地元のメディア発表を行ない、本来の勉強会は何と夜7時から12時までです。福建省ブロックの福州においても大体スケールは同じで、午後から地元のメディア発表が行なわれ、福州では夜8時30分から12時までの勉強会です。移動なども含めて4泊5日で帰国しました。

帰国後の14日、岩村産業の水プロの責任者に呼ばれました。
「OSGさんが都市ガスも含めてLPガス業界に水というカテゴリーの製品を導入されて10年近くになる。我々も〝ガスと水〟という発想はOSGさんを通じて認識した。水関連を取り組む事により我々の市場がもう1つ広がる。実は岩村産業グループも水宅配ビジネスをやる事になったが、この発想もOSGさんの影響。また何かあれば協力して欲しい」
2月末に粟山社長から聞いた話を改めて親会社からも知らされました。意外と私の周辺で水宅配ビジネスの話が広がっているのだなと改めて認識した次第です。

(次回に続く)

ご意見、ご感想は下記まで
support@osg-nandemonet.co.jp