代表取締役 湯川 剛

「7月決算 7月決戦」の合言葉通り、社員さん達の頑張りが実を結び、大きな成果で無事7月を終了しました。

事前の報告では調停は上手くいくとの報告でしたが、予想外の結果となりました。 頑張ってくれた社員さんには何の関係もなく、それだけに申し訳ない気持ちになりました。 同時にこの出来事は、私の心に大きな怒りを感じましたが、どうする事も出来ません。

予定通り公開に向けて進めるのか、それともダメになるのか。全ては8月2日次第。
当初、証券会社と当社とで下記のようなスケジュールで進める予定でした。

7月31日、発行条件に関する取締役会決議
8月1日、新株発行商法公告・募集案内広告
8月2日、需要予測(ブックビルディング)開始
8月7日、ブックビルディング最終日
8月8日、公募売出価格決定/訂正届書A提出
8月9日、届出書・訂正届出書効力発生/募集期間開始
8月14日、募集最終日
8月21日、証券会社申込期日
8月22日、払込期日
8月23日、店頭上場日(売買開始日)

当時の資料によると7月27日の旧オムコとの工場受渡も事前の報告によると、双方の弁護士間で何の問題もありませんでした。それだけに思いのよらない事態に困惑や怒り、それに焦り等が入り混じっていましたがそれらは何の解決にもなりません。

今回の問題は、工場の所有者である旧オムコから債権回収機構(RCC)に移行し、我々に譲渡された事で以前の所有者の捺印が必要であった事。裁判所の手続きでその捺印を持って調停とするという手順でした。双方の弁護士も事前の話し合いで決定され、なんら問題はなかった筈。
実績に関わる根幹の問題ならば理解出来るが、決して枝葉の問題だとは思わないが、こんな事でもし上場が実現できなければ社員さんをはじめ、今まで会社説明に訪れた機関投資会社の皆様にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
しかし改めて主幹事会社から言われたのは
「上場会社とは決まった事を発表したならば、それをやり遂げるのは上場会社の条件」

このような状況が「承認されても上場が決定したのではない」という事か。
まさかこの言葉が私に降りかかってくるとは・・・。

運命の8月2日は、はたして・・・。

(次回に続く)

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